はじめに
「最近PCの起動や動作がもったりしていて重い」、「バッテリーの減りが早い」
そう思い、自分のPCの購入時期を計算したら、購入してから「7年間」も経っていました😱
これまでは「なんとなく無難だから」という理由でWindowsのPCを選んでいましたが、今回はリセール価格が高いMacを購入することにしました。
ここで困ったことがあります。
私は生粋のAndroidユーザーであり、「これまでApple製品を購入したことが一度もない」のです😱。PCもWindowsしか使用したことがなく、
「普段の作業環境をMacでもちゃんと再現できるのか?」、「セットアップはどれくらいの時間がかかるのか?」
といった不安と疑問でいっぱいでした。
おそらく、この時の私と同じように「勢いで買っちゃったけど本当にMacを使いこなせるのかな」という不安をお持ちの方は多いと思います。
でも大丈夫です。
💡「Windowsの作業環境をMacでも再現すること」は、ちょっとした下準備さえすれば意外と簡単にできます。
この記事は、以下の方を対象に、「購入後のMacの立ち上げからWindowsの作業環境を再現するまでにかかった時間」を作業工程別にまとめたものです。
- 🤷♀️Apple製品を初めて使う
- 🙋♂️これまでWindowsしか使ってこなかったが、MacBookの購入を検討している
- 🙋♀️Windowsで使用しているアプリは「Googleアカウント」でユーザ登録している
また、
「Apple製品を初めて使う人がつまづきそうなポイント」についても画像付きでわかりやすく解説しました。
この記事を読むことで、
- 初めてAppleを使う際のセットアップ手順と、それにかかる時間
- 初めてのMacBookで、Windowsの作業環境を立ち上げる作業イメージ
- 作業時間を持っていかれるつまづきポイントを回避する方法
がわかるようになります。
少しでも参考になると嬉しいです✨
計測項目

計測項目は、以下の2つです
- MacBook のPC初期設定(チュートリアルや初期セットアップ)にかかる時間
- Windows で作業に使っているアプリをMacBookで再現するまでにかかる時間
今回は、
「これからMacBookを購入するかもしれない」という方にも参考になるように、購入したMacBookを最初に開いたタイミングからタイマーをスタートします。
リアルな作業イメージが持てると思いますので、ぜひ参考にしてみてください✨
結果
結論、
- MacBook のPC初期設定にかかる時間は「42 分」
- Windows の作業環境を再現するまでにかかる時間は「10 分」
となり、
全体で「52 分」かかりました。
🔷「MacBook の PC初期設定」は、
Windows からのデータ移行、Apple アカウントの新規作成、MacBook で使う生体認証(指紋認証,Siri)の登録が主な作業で、思ったよりも時間がかかった印象です。一方で、
🔷「Windows の作業環境の再現」は、
Google Chromeをインストールし、Google アカウントにログインさえできればOKで、思ったよりもあっさりと再現できてしまったという印象です。
具体的な作業内容と所要時間については、以下に実際の画面のスクリーンショットを交えて詳しく記載いたしました。
Apple 初心者だからこそ見てほしい、つまずきそうな点も踏まえた上で解説しております。参考になれば嬉しいです✨️
MacBook の PC 初期設定にかかる時間

初期設定では以下の3つの作業を行い、
- Windows からのデータ移行 ➡️ 20 分
- Apple アカウントの新規作成 ➡️ 20 分
- MacBook で使う生体認証(指紋認証,Siri)の登録 ➡️ 2 分
「MacBook のPC初期設定」はトータルで「42 分」かかりました。
それでは、作業内容とその所要時間の内訳を順に見ていきましょう。
Windows からのデータ移行は「20 分」

購入したMacBookを開き、「言語と国」や、「Wifiネットワーク」といった基本的な設定を終えると、
「Windowsからのデータ移行をしますか?」
という表示がされます。
え…?なにそれ、初めて聞いたと思い、調べてみたところ
どうやら「Windowsからのデータ移行」とは、Windowsからドキュメントや写真、音楽などのファイルをまとめて移行できる便利な機能(Apple)のようです。
「はい」を押した場合、以下の画面に進みます。

画面を見ると、
「Windows移行アシスタントアプリをダウンロードして実行してください」
とあります。もちろんこんなアプリがあること自体も初耳です。
上記画面のURLリンク先に飛び、ここで「Windows移行アシスタントアプリ」というものをWindows側のPCでダウンロードすることにしました。
(🔆事前にWindows側のPCを立ち上げておくとスムーズです)

どうやら、
「Windows移行アシスタント3」
というアプリをダウンロードする必要があるようです(2025年8月時点)。
こちらのリンクをクリックすると以下のApple公式のDownloadページに遷移します。

ここで、「Download」ボタンをクリックしてダウンロードを行います。
ダウンロードが完了したら、アプリのファイルを起動します。すると、以下の通りWindows側のPCでインストールが開始されます。
(🔆ダウンロードしたファイルが見つからない場合は、スタートメニューの検索バーで「Windows移行アシスタント」と検索すれば見つかりますよ)

ここまで、
「❶Windows PCの立ち上げ+❷アプリのインストール」で、15分程
かかりました。
無事、インストールが完了すると、以下のように
「Windowsでの使用情報をAppleに送信しますか?」を尋ねるポップアップが表示されます。

Appleのプライバシーポリシーを読み、
特に問題がなければ「自動的に送信」を、同意しない場合は「送信しない」を押します。
この確認作業が終わると、ついに「認証コード入力画面」が開きます。

ここで、
最初にMacBookから送られてきた「6桁のコード」を入力します。

すると、以下のように
「一部のユーザは今すぐ転送できません」

というポップアップが出てきます。
最初は驚きますが、特に気にする必要はありません。
そのまま「OK」を押して次に進みます。

↑ここでは、Macに転送したいファイルを選択します。
デフォルトでは全てにチェックが入っていますが、Windows側で長年蓄積された不要なファイルや設定なども一緒にMacに転送されてしまう可能性があるため、必要なファイルのみ選択すると良いと思います。
必要なファイルを選択し、「続ける」を押すと情報の転送が始まります。

なお、私は
Windowsでの作業環境をウェブブラウザで完結させているため、移行アシスタントはダウンロードしましたが、特にファイルの選択は行いませんでした。
今回は、何もファイルを選択しなかった場合の完了時間の目安として参考にしていただければと思います。

何もファイルを選択しなかった場合、転送作業は「1 分程」で終わり、「移行が完了しました」という画面が表示されます。
よって、
「移行アシスタントアプリのダウンロード」から「データの移行」が完了するまで、「5 分程」かかりました。
Apple アカウントの新規作成は「20 分」

ここで登録するのは、以下の2つのアカウント情報です。それぞれの所要時間はこのようになりました。
- Appleアカウント ➡️ 10 分
- コンピューターアカウント ➡️ 10 分
…
「Appleアカウント」「コンピュータアカウント」って何??
…
という方も多いと思いますので、簡単に紹介させてください。
🟥「Appleアカウント」とは、
👉Androidでいう「Googleアカウント」や、Windowsでいう「Microsoftアカウント」のようなもので、Appleのサービスを利用するために必ず登録が必要です。
🟥「コンピューターアカウント」とは、
👉MacBook本体にログインするためのログイン情報(ログイン時のユーザ名, パスワード)のこと、Appleアカウントとは別でアカウント登録が必要です。
それでは、さっそく
「Appleアカウント」の方から、作成の手順と所要時間について見ていきましょう。
▶️「Apple アカウント」の新規作成

「Appleアカウントを新規作成」と言う部分を押すと、アカウントの作成作業が始まります。
Appleアカウントを作成する場合、まずは以下の通り「メールアドレス」と「パスワード」を設定します。
(🔆漢字↔️ローマ字の切り替えは、スペースキーの左右にある「英数」「かな」キーで行えます)

私の場合は、「メールアドレス」としてGmail アドレス(⚪️⚪️⚪️@gmail.com)を登録することにしました。
Gmail アドレスでも無事登録できるようです。
メールアドレスの次は、以下の通り「電話番号の登録」を行います。

電話番号を入力するとSMS認証を求められますので、
スマホに送られてきた「6桁の確認コード」を入力します。

その後、「利用規約への同意」が求められますので、「同意する」をクリックすると、Appleアカウントの作成が始まります。
ここで「結構時間がかかるかな」と思いましたが、
思いの外、アカウントの作成自体は「10秒程度」で終わりました

なお、Appleアカウントの登録が完了すると、
登録したGmailに以下のような「確認メッセージ」が届きます。

「iCloudへのサインインに使用された = AppleアカウントとしてGmailアドレスが登録された」ということですので、ここで「Appleアカウントの作成」が完了しました。
漢字 ↔️ ローマ字の変換がわからず迷う時間、パスワードを考えるのにかかる時間を加味しても、
Appleアカウントの作成はトータルで「5〜10分程度」で完了するはずです。
▶️コンピュータアカウントの新規作成

ここでは、MacBookにログインするときの「パスワード」を決めます。
(🔆「フルネーム」と「アカウント名」は、先ほど設定したAppleアカウントで登録した「姓名(自分の名前)」が自動入力されているので考える必要はありません)
ここで注意する点としては、
「⚠️Appleアカウントで登録したパスワードは利用できない」
という点です

Appleアカウントで登録したパスワードを利用しようとすると、「アカウントのパスワードは、iCloudパスワードと異なる必要があります」とエラーメッセージが表示されます。
パスワードの登録が終わると、iCloudアカウントの作成が始まります。

Appleアカウントが10秒程でできたので、こちらもすぐ終わると思いましたが、Appleアカウントと違ってiCloudアカウント作成は「10〜12分」かかりました。
結構な待ち時間ですので、私はこの間にMacBookと同時に購入した「画面保護フィルム」と「持ち運びケース」の梱包材を処分していました。まだ購入されていない方は、リセール時の商品価値を下げないためにもぜひチェックしてみてください。
生体認証(Siri, 指紋認証)の登録は「2分」
Siriのは、音声で質問に答えるという方式で登録します。5つくらいの簡単な質問に答えるだけで完了しますので、Siriの設定は「1分程」で終わりました。

次の「Touch IDの登録」では、キーボードの右端にあるTouch ID登録用のキーを使用します。
MacBookへのログイン時に、パスワードの代わりにワンタッチでロックが解除できて便利ですので、💁Touch IDはこの時点で登録しておくことを強くお勧めします。

実際のキーボードで見ると、バックスペースキーの上にTouch IDキーがあるのがわかります。

Touch IDの登録は「指を上下左右からTouch IDのパッドに何度か当てる」と言う方式で行います。
読み取り精度が高く、「読み取りが悪く進まなかった」と言うことも特になかったため、Touch IDの登録は「1分程」で完了しました。

生体認証の登録が完了すると、晴れてMacBookのホーム画面が表示されます😭

なおここでは割愛しましたが、MacBookのホーム画面に移動するまでに、他に「Apple Payの登録」や「画面モードの設定」等のこまごまとした作業が挟まります。
特にApple Payを今すぐ使う予定がない、画面モードはデフォルトのままで良いという前提でスキップしましたが、もし設定される場合は、「+3分程」の作業時間を見込むと良いかもしれません。
Windows の作業環境をMacBookで再現するまでにかかる時間
「Windows の作業環境」の再現は、
- Safari を開き Google にログイン ➡️ 3分
- Google Chromeをインストール ➡️ 5分
基本的にはこの2ステップで完了します。私の場合は、Windowsの作業環境を再現するまでにトータルで「8分」かかりました。
Safariを開き Google にログイン「3分」

「Safari」はMacBookに標準搭載されている検索ブラウザであり、Windowsでは「Microsoft Edge」、Androidでは「Google Chrome」がこれに当たります。
Safariを開くと、アプリ一覧の中にGoogleがあるので、ここからGoogleにログインします。作業自体は、「3分程」で完了しますが、初めてApple製品触る人にとっては慣れない部分も多いと思うので、作業時間は多めに「5分程」見込むと良いかもしれません。
Google Chrome をインストール「5分」

これまで、Windowsを利用してきた方は、Safariではなく、「Google Chrome」に作業環境を構築していた方が多いと思います。
これまでの慣れた作業環境を再現したい方には、「Google Chromeのインストール」を強くお勧めします。私の場合、Google Chromeのインストール作業は「5分程」で完了しました。
今回は、「Windowsでの作業で利用しているアプリは全てGoogleアカウントで管理している」と言う前提がありましたので、ここまでの作業が終わった段階で、「Google Chrome上でWindowsの作業環境を再現することができている」と思います。
少しでも参考になっていれば嬉しいです✨
まとめ

この記事では、「購入後のMacの立ち上げからWindowsの作業環境を再現するまでにかかった時間」を作業工程別にまとめました。
結果、
Appleを初めて使う人が、MacBook でWindowsの作業環境を再現するのには、「52分」かかる
ことがわかりました。
また、↓以下の2つの事前準備をしておくとスムーズに作業が進むことがわかりました。
- Windows 側PCの立ち上げ
- Windows 移行アシスタントアプリのダウンロード
「これからMacBookを買おうと思っている」、「普段のWindows での作業環境をMacに引き継ぎたい」と考えている方は、是非参考にしてみてください✨
また、「これからMacBookを買おうと思っている」という方には、「画面保護フィルム」と「持ち運び保護ケース」の購入をオススメします。画面の傷や本体の汚れがあると、リセール時の買取価格が20%〜40%程度下がると言われています。
まだ購入されていない方は、リセール時の商品価値を下げないためにもぜひチェックしてみてください。
・画面保護フィルム(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0CV9Z1G75?psc=1&ref=ppx_pop_mob_b_asin_title
・持ち運び保護ケース(Amazon)
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B0B4NQ7BRD?psc=1&ref=ppx_pop_mob_b_asin_title